やっぱりハネムーンは海外へ

やっぱりハネムーンは海外へ

令和の開国とハネムーン需要の増加

2023年4月29日0時、日本政府の水際対策が解除されました。それまで必須だった入国時のワクチン接種の確認やPCR検査の陰性証明が不要となり、まさに「令和の開国」ともいえる大きな変化が訪れました。

ゴールデンウィーク期間中には多くの方が海外旅行を楽しまれ、連日メディアでもその様子が取り上げられました。その影響を受けて、「それならばハネムーンに行ってみよう」「行くならばハネムーンは海外に」「ようやくハネムーンを考えられるようになった」といった声が多く聞かれるようになりました。

ハネムーン需要の高まりと費用高騰の背景

一方で、ハネムーンを含む海外旅行全体の費用が高騰していることも話題になっています。では、なぜ旅行費用がここまで上昇しているのでしょうか。その背景には、主に以下の3つの要因が挙げられます。

1. 円安の影響

円安の進行が、ハネムーンを含む海外旅行費用の高騰を引き起こしている大きな要因のひとつです。

特に、ハワイやアメリカ方面、さらにはドル建ての料金設定となっているモルディブやカンクンなどの人気リゾート地では、ホテルを含む地上費用の上昇が顕著です。たとえば、

  • 2018年6月15日:1ドル=110.66円
  • 2023年6月6日:1ドル=148.24円(約26%上昇)

このように、円安の影響で海外旅行先の宿泊費や食費などの現地支出が増えており、ハネムーン先として人気のある地域でも同様の現象が見られます。

また、ユーロやオーストラリアドルも上昇しており、ヨーロッパやオセアニア方面へのハネムーンを計画している人々にも影響を与えています。

2. 燃油サーチャージの高騰

ロシアによるウクライナへの武力侵攻の影響で、ガソリン価格が急騰しました。航空機の燃料費も大幅に上昇し、それが「燃油サーチャージ」として利用者の負担になっています。

例えば、全日空のヨーロッパや北米路線における燃油サーチャージは以下のように推移しています。

  • 2016年6月:0円
  • 2019年12月:10,500円
  • 2022年10月:58,000円(往復で116,000円)

このように、ハネムーンで人気のある海外旅行先への航空運賃が大きく値上がりしており、多くのカップルが影響を受けています。

3. 人件費の高騰

世界中の観光業がコロナ禍で大きなダメージを受けました。その結果、多くの企業が人員削減を余儀なくされました。観光需要が回復しつつある現在でも、十分なスタッフを確保できていないため、人件費の上昇が続いています。

特に、ハネムーンに適した高級リゾートホテルやレストランでは、スタッフ不足を補うために給与を引き上げています。そのコストは、宿泊費や食事代などに反映され、結果的に旅行全体の価格が高騰しています。

それでも海外ハネムーンを楽しむために

海外ハネムーンの費用が上昇しているとはいえ、コストを抑えながら楽しむ方法もあります。以下のポイントを意識すると、予算内で満足度の高いハネムーンを実現できるでしょう。

1. 旅行時期を見直す

ハネムーンの費用を抑えるためには、オフシーズンを狙うのも有効です。例えば、ヨーロッパやハワイは夏のピークシーズンを避けて、春や秋に訪れると航空券や宿泊費を抑えられます。

2. 直行便より経由便を利用

燃油サーチャージが高騰している現在、直行便よりも経由便を活用することで航空券代を抑えることができます。例えば、ヨーロッパ行きなら中東の経由便、アメリカ行きならアジア経由の便を検討してみるのもよいでしょう。

3. 目的地を再検討する

円安や物価上昇の影響が少ない国を選ぶのもひとつの方法です。例えば、ハネムーン先として人気のある東南アジアのバリ島やタイは、比較的リーズナブルな価格で楽しめます。

まとめ

日本の水際対策が解除されたことにより、ハネムーン需要が高まっています。一方で、円安、燃油サーチャージの高騰、人件費の上昇といった要因で旅行費用は上がっています。しかし、旅行時期やルート、目的地を工夫することで、コストを抑えながら素晴らしいハネムーンを実現することは十分可能です。

海外ハネムーンを計画する際は、現状のコスト高騰を理解しつつ、賢くプランを立てることで、一生に一度の特別な旅行をより楽しめるようにしましょう。