「緊急事態宣言解除で旅行も自由に」

「緊急事態宣言解除で旅行も自由に」

一昨年12月に中国・武漢にて発見されて以来、間もなく2年となるコロナ禍の中、日本国内では第4次緊急事態宣言(沖縄は3次継続)が19都道府県に、まん延防止等重点措置が8県に夏の間発令されていましたがようやく10月1日をもって約半年ぶりの全面解除となりました。

東京では7月12日から神奈川、埼玉、千葉、大阪では8月2日からと、ほぼ2か月に渡っての宣言でしたが9月30日現在でワクチン接種の接種率が少なくとも1回目を終えた方が70%、2回目も終えた方が59.3%と日々順調に増えており、その数に反応するように感染者数が目に見えて減少してきました。

感染者数の減少は、オリンピック・パラリンピックの開催で人流が抑制された(開催反対と声高に叫んでいた人たちはどう思っているのやら)とか、デルタ株流行の為、人流が抑制された(個人的にはむしろ増えていたような気が。)とか、気候が影響(長雨と気温の低下など)、あるいはウイルスの自壊説もあり、専門家の方も良く分からないと仰られていますがワクチンの効果は間違いなくあるのだろうと思います。

 

では、緊急事態宣言が解除されてどうなるのか。

飲食店では酒類の提供や営業時間など各自治体によって条件が異なるようですが、東京では概ね1か月間は21時までの時短営業 20時までの酒類提供が可となり、まだまだコロナ禍前のようにはなりませんが、それでも少しずつ回復していくことでしょう。

イベントについては設定する人数上限5,000人または収容定員の50%以内(10,000人を上限)のいずれか大きい方などの要件となっております。

帰省や旅行・出張など都道府県間の移動に際しては、基本的な感染防止策を徹底するとともに、ワクチン接種を完了していない方は、他の地域への感染拡大防止の観点から、検査を受けるようにとの事です。

感染対策をした上で、ワクチン接種済みあるいはPCR検査での陰性が確認できれば、国内の移動制限が事実上自由になったと言う事です。

あるテレビ番組でのアンケートでは解除後にやりたい事のトップが37%の「旅行」、次いで21.3%で「外食・飲み会」でした。

様々な制限が緩和され。県境をまたぐ移動も良いとなればこの約2年の中でテレビで見たあの場所へ、雑誌で見たあの名物料理を、VRでもオンラインでもなく実際に自分の目で見て、触れて、味わって五感を使って旅を楽しみたいと思うことでしょう。

海ならば磯の香りと潮風を感じながら海鮮料理に舌鼓をうち、山ならば森の香りと木々の間のそよ風を体感できるのはやはりリアルな旅行ゆえの醍醐味です。

 

では、この自由に往来が出来る旅行に向けて旅行先はどのような状況なのでしょう。

もちろん第6波を警戒して、歓迎しない方々がいることも理解は出来ますが、多くの観光業に携わる方々は長かった自粛期間が明けることをきっかけに盛り上げようと積極的に動いています。

安心・安全に旅行を楽しむようにとワクチン接種証明または陰性証明の提示を条件に例えば、沖縄・宮古島では市内250店舗で利用できる500円のクーポンと特産品が当たる抽選券を配布。

同じく石垣島では飲食、土産物、レジャーなどが割引で利用できるサービスを。

山梨・河口湖ではワクチン接種者に飲食、フルーツ狩り、ロープウェイの割引を提供

群馬県や鳥取県では県民向けの県内旅行の割引を行っています。

 

11月からのワクチン・検査パッケージの本格的運用を目指しサッカー日本代表戦での実証実験を行ったり、宿泊施設での技術実証などを行いさらに安心して旅行を楽しめる環境になるものと信じています。

このワクチン・検査パッケージが本格的運用となれば、昨年夏から始まり年末で休止となったGoToトラベルキャンペーンの再開も期待できます。

昨年の内容とは割引率や条件などが変更になるものと思われますが、事前に手配済みの予約であっても対象になるというのは大きな違いです。

 

是非、このタイミングで感染対策をした上で国内旅行に大手を振って行ってみませんか。