「コロナ禍の中の海外ハネムーン」

「コロナ禍の中の海外ハネムーン」

昨年11月から広まり始めたオミクロン株があっという間に世界を席巻していますが感染力は強いものの重症化はあまりしないといった報告もあるようで、欧米各国ではコロナ前のいわゆる「風邪」と同じような対応をし始めているようです。

日本では水際対策をしっかりとすることで、外国人の入国を停止して流入を防ごうとしていますが在日米軍関係者からの伝播が指摘されているように抜け道は、残念ながらあるようです。

ところで、「ハネムーンは海外へ行きたいが、今は行けないから」という言葉を耳にします。

例えば勤務先が禁止しているとか、親が行くなら縁を切ると言っているなど、今後の生活に影響がある事例ならば止むを得ませんが、前述の外国人の入国制限や帰国後の隔離の話に尾ひれが付いて「海外旅行は行けない」と思いこまれている方は、是非、コロナ前と比べると確かに手続きは煩雑になりましたが「海外ハネムーンは行ける」事をご理解いただきたいです。

実際に11月8日からアメリカ・フロリダのディズニーワールドとグランドキャニオンへご出発された方の実例を紹介いたします。

 

ハネムーンについてご相談に来店いただいたのは緊急事態宣言下の5月半ば。

帰国後の14日間の隔離など諸々条件はある中、予約をされてもすぐに取消料は掛からないので、早めに予約することで旅行代金を抑えることが出来るとの判断からご予約いただきました。

手配はするものの、航空会社は時刻変更や便の欠航などで間際まで航空券を発券出来ず、また航空券の予約条件も変わったり、ホテルは予約の受付を調整していたのか、回答に時間を要したり紆余曲折しながらも旅の形は作れました。

グランドキャニオンへのツアーは、当初はセスナを利用したプランでしたが参加者が多く見込めない為、陸路のツアーに変更となりました。

日本帰国の為のPCR検査は現地出発時間以内の陰性証明が必要な為、ラスベガスに移動してきた午後に日本の入管で対応可能なクリニックをご紹介し手配いたしました。

PCR検査の際は念の為、日本語アシスタントを手配しフォロー出来るようにした事は帰国後のお話ですごく助かったと評価いただきました。

 

出発当日、アメリカが入国者全員にワクチン接種の義務化を発動させた日となった為羽田空港ではチェックインの前に書類のチェック、個別のインタビューを数回行って、ようやく搭乗券が発券。 カウンターに着くまでに30分近く要しESTA(電子渡航認証申請)のチェックなどコロナ前と同様の手続き行い、手荷物検査場から出国手続きへ。

空港内はとても閑散としている為、並ぶ事はなく蜜は避けられますが、免税店や空港内のお店の多くが閉まっているのは少し寂しい感じです。

日本を出発し、米国に着くとワクチン接種義務化の反動で接種済みの方がヨーロッパから多数到着したことで、入国審査に時間を要してしまい、予定の便に乗ることが出来ず、次の便で目的地のオーランドに到着しましたが、現地の緊急連絡先にご連絡を頂いたことで到着時のお出迎えも問題なくホテルに無事到着。予想は出来ていた為に、羽田空港でご案内はしていましたが、すべて自己手配だとなかなかスムーズにはいかなかったかもしれません。

オーランドからラスベガスへの移動の際も、航空会社から出発便キャンセルによる日程変更の連絡が前日の夜、お客様本人へメールが届きました。航空会社からの連絡は翌日の便を代案としており、帰国のための予約済みPCR検査も、翌日のグランドキャニオンツアー両方とも参加出来ない事から、お客様自身ほぼ諦めモードで帰国もずれてしまう覚悟になっていましたが、弊社の現地緊急連絡先に緊急のご相談をいただき、弊社現地スタッフとお客様の連係を取り合い、現地空港にて全ての朝一番のラスベガス行き航空便にキャンセル待ちを入れ、結果、航空座席を確保し当初の予定より早い便にて無事ラスベガスへ到着出来ました。 到着時のお出迎えも、連絡を取り合ったことで問題なく対応出来ました。オーダーメイドでの個人旅行だからこそ、小回りがきいて、ほぼ当初の予定通りに移動出来たものと思います。

 

ラスベガスでのPCR検査は結果を現地手配会社にも届くようにしてもらい、出発時にプリントしたものをお二人にお渡しさせていただき、帰国時の入国審査時に備えました。グランドキャニオンへのツアーはお二人以外にお客様が、いらっしゃらなかった事から豪華に専用車でホテルへの送り迎え付きの日帰り旅行になったそうで大変ご満足いただけました。

 

様々な手続きや書類の準備、現地での予期せぬスケジュール変更など、平時であればまだしも、コロナ禍の中では、ご自身でのお手配では全て対応しなければならないことは、かなり困難ではないでしょうか。

 

お二人とも、念願のディズニーワールドでは4つのテーマパークを満喫し、ラスベガスではきらびやかな夜の街の時間を惜しんで楽しまれた旨、伺いました。

またディズニーワールドでの観光時のお写真を送っていただきましたが、「これがコロナ禍の状態」と思うほど普通に皆様観光を楽しんでいらっしゃいました。

出発前からご旅行中もいろいろな事がありましたが、「このタイミングで行くことが出来て本当に良かった」との言葉を頂けたのが何よりでした。

お客様としては、状況把握や状況判断を直ぐにでも下さなければならない状態に際し、ハネムーナーのお二人と弊社現地スタッフとの連係により大切なハネムーンをバックアップできたことは、弊社としても今後の希望と誇りにつながる出来事でした。

是非、これから海外へのハネムーンを検討されている皆様には、コロナなどの外的要因でお二人の大切なときを、どうか諦めないで欲しいです!