マイクロツーリズムとは?~近場の魅力を再発見~

マイクロツーリズムとは?~近場の魅力を再発見~

新型コロナウイルスが世界中で広まり、海外旅行が実質不可能な状況となり間もなく1年半近くとなります。 同様に国内でも大都市圏では感染者数、重症者数の数が日々ニュースとなり、長期の遠方への旅行も遠慮がちになっているのが実情です。

そんなマスク生活のコロナ禍の中、目を向けたのが、圏域内つまり近場への旅行。某企業の代表の方が大々的に提唱したワードが「マイクロツーリズム」です。

これまで旅行とは、数日の休暇を利用してすぐには行けない遠方や、海外へ出かけることが一般的だったことでしょう。 ところが、このコロナ禍の中で、感染拡大のリスクが大きい(とは言え、GoToトラベルキャンペーン利用者に対して感染者の割合は17万分の1
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とされる旅行は敬遠されることとなってしまいました。

そこで、新しい旅のスタイルとしてこのマイクロツーリズムが注目を浴びてきました。

では、マイクロツーリズムのポイントとは何でしょう

ポイントその1 地域内観光で、地元への貢献

地元や近場を旅行先とするため圏域内での移動となり長距離移動がないことから、感染拡大を助長することなく旅行を楽しめます。 また、近場の移動のため、万が一の場合でも感染状況が把握しやすく、全国的な拡散は防ぐことが出来ます。 また、観光経済の復興、地域経済への貢献ができ、大きな意義が生まれます。

ポイントその2 地元の新しい魅力を再発見

今までは海外や遠方の観光地が注目されていましたが、どのエリアにも独自の魅力は多くあるものです。 これまであまり表に出ることのなかった地元の魅力を再発見でき、また観光客が増えることで発信を出来る機会が増え、地元への愛着も向上することでしょう。

「灯台下暗し」という言葉の通り、意外と地元や近隣のことを知らないあるいは気づいていない方が多いのではないでしょうか。
まだ、食べたことのない郷土料理や、B級グルメがあるかもしれません。 これを機に地元のおいしい飲食店の開拓も楽しそうです。

普段なら日帰りで帰宅するところを、ホテルや旅館に宿泊し例えば温泉でのんびりしたり部屋からの景色を楽しんだりすることで、ストレス解消にもなり気分もリフレッシュ出来ます。 ちょっと贅沢なひと時を過ごすことで、今まで気づかなかった魅力を発見することもあるのではないでしょうか。

旅行の楽しみの一つ、ショッピングもあまり行くことのない特産品や工芸品を扱っているお店をのぞくと、新たな発見があるかもしれません。 旅行気分を味わえて、さらにお金を使うことで地域経済への貢献にもつながります。

いままで旅行というと、ほとんどの人が「人気の観光地に行く」「時間をかけて遠くに出かける」というイメージを持っていました。ところが、マイクロツーリズムでは旅行者が安心で安全な旅を実現するために、近場のスポットを訪ねることが推奨されています。
自宅から車を30分~1時間程度走らせただけでも意外と魅力的なスポットはあるため、リフレッシュしたり、自分自身が楽しめる地元のスポットをリサーチしてみましょう。
計画を立てる際には、今住んでいる都道府県内や隣接県にある、「長年訪れていないスポット」や「気になりつつも行ったことがない有名な観光スポット」「テレビ番組で見たあの料理」などを組み込んでみるとより楽しい旅行になります。

新型コロナウイルスの感染拡大が長期化する中で、旅行をする場合も、マイクロツーリズムは移動に伴うコロナ感染リスクや自分と周囲の安全を守ることができ、感染リスクの減少と観光需要を維持することが出来るでしょう。

新型コロナウイルスの影響で気持ちが落ち込んだり、ストレスが溜まったりしているのであれば、まずは近場のスポットから気軽に出かけてみることをお勧めいたします。

思い切ってこの週末、ちょっとお出かけしてみてはいかがでしょうか。